公式ラインはどう作る?LINE公式アカウントの作り方をやさしく解説

「公式ラインを作ってほしい」このような依頼を受けたとき、どう作ればよいか悩むご担当者様も多いでしょう。
公式LINEの作成は個人用のLINEと作成方法が異なりますが、難しいものではありません。ポイントを押さえれば、比較的かんたんに作成できます。
この記事では、公式ライン(LINE公式アカウント)の作り方を解説します。自社で公式ラインを活用する第一歩として、ぜひお役立てください。

ラインの公式アカウントとはなにか?
ラインの公式アカウントは、正式には「LINE公式アカウント」と呼ばれています。企業などビジネスの用途で使われるサービスで、多数のユーザーに対して情報を発信できる点が、1対1で、またプライベートでのやり取りが中心となる通常のLINEアカウントとの大きな違いです。
ここからは通常のLINEアカウントに無い、LINE公式アカウントならではの特徴を確認していきましょう。
LINEビジネスIDの作成後、LINE公式アカウントを作成する
LINE公式アカウントはアカウントの作成に先立ち、「LINEビジネスID」を作成するステップがあります。アカウントに紐づけるメールアドレス等を指定する手続きです。この記事では後ほど、「LINEビジネスID」の作成手順から紹介します。
パソコンとスマートフォンの両方で作成できる
通常のLINEアカウントは、スマートフォンや iPad でしか作成できません。一方でLINE公式アカウントは、パソコンでもスマートフォンでも作成できます。この記事では、主にパソコンでの作成方法を紹介します。
なお詳細は、以下の記事もあわせてご覧ください。
参考:【2024年版】LINE公式アカウントとは?機能や料金・使い方を基礎から解説
STEP1:LINEビジネスIDの作り方
まずはLINEビジネスIDを作成しましょう。この記事では3つのステップに分けて、メールアドレスを使った作成方法を中心に紹介します。
手順1:新規作成画面にアクセスする
まず「LINEヤフー for Business」トップページにアクセスしてください。右上には「アカウント開設」ボタンがあります。

「アカウント開設」ボタンを押すと、以下の画面に移ります。

「LINE公式アカウント」の「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンを押すと、新規作成画面が表示されます。

本記事ではメールアドレスを使って登録しますので、「メールアドレスで登録」ボタンを押してください。なお、お手持ちのLINEアカウントで登録する場合は「LINEアカウントで登録」ボタンを押します。
手順2:登録するメールアドレスを入力する
以下の画面が表示されますので、登録するメールアドレスを入力してください。

入力したら、すぐ下にある「登録用のリンクを送信」ボタンを押しましょう。入力したメールアドレスにメールが届いたことをご確認ください。
手順3:名前とパスワードを入力する
届いたメールの「登録画面に進む」ボタンを押すと、LINE Business IDの登録画面に進みます。「メールアドレス」欄には、さきほど入力したメールアドレスが入力されています。

「名前」と「パスワード」欄には、以下の情報を入力してください。
- 名前:他のユーザーに表示される名前(会社名、団体名、店名など)
- パスワード:6文字から120文字。半角英数字に加えて、半角の記号も使える
入力が済んだら、「私はロボットではありません」の左にチェックを入れてください。

「私はロボットではありません」の左にチェックマークがついたら、「登録」ボタンを押しましょう。

登録前に、確認画面が表示されます。問題なければ「登録」ボタンを、修正したい場合は「変更」ボタンを押してください。

登録完了画面が表示されますので、メッセージをご確認ください。

「サービスに移動」ボタンを押すと、引き続きLINE公式アカウントを作成できます。「STEP2:LINE公式アカウントの作り方」の「手順2:アカウントを新規に作るうえで必要な情報を入力」へお進みください。
STEP2:LINE公式アカウントの作り方
続いて「LINE公式アカウント」を作成します。4つのステップに分けて、作成方法を確認していきましょう。
手順1:作成した「LINEビジネスID」でログインする
LINEビジネスIDを作成した後、すぐにLINE公式アカウントの作成に移らず、いったん中断する場合があるかもしれません。その場合は、作成したLINEビジネスIDでのログインが必要です。
「STEP1:LINEビジネスIDの作り方」の「手順1:新規作成画面にアクセスする」で「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンを押すと、以下の画面が表示されます。

「アカウントをお持ちの方はログイン」を押すと、以下の画面が表示されます。LINEビジネスIDでログインする場合は、「ビジネスアカウントでログイン」を選択してください。

スマートフォンアプリで登録する場合は「LINE公式アカウント」アプリを起動し、以下のように操作を進めてください。

ログイン画面が表示されますので、LINEビジネスIDとパスワードを入力し、「ログイン」ボタンを押します。

手順2:アカウントを新規に作るうえで必要な情報を入力
LINE公式アカウントの作成画面が表示されます。

アカウント作成に必要となる情報を入力してください。
- アカウント名
- メールアドレス(変更したい場合)
- 会社・事業者の所在国・地域(プルダウンメニューで選択)
- 会社・事業者名
- 業種(大業種、小業種の順にプルダウンメニューで選ぶ)
- 運用目的(表示された選択肢から選ぶ。複数選ぶことも可能)
- 主な使い方(表示された選択肢からひとつ選ぶ)
「会社・事業者名」以外の項目は必須です。入力すべき項目を、事前に準備するとスムーズに進みます。入力が完了したら利用規約をご確認のうえ、「確認」ボタンを押してください。

スマートフォンアプリの場合は、登録画面が4枚に分かれます。まず以下の画面で、「アカウントを作成」ボタンを押してください。

アカウント情報の入力画面に移ります。各画面の入力が終わったら、「次へ」を押して進めてください。


手順3:登録する情報を確認する
手順2で入力した内容が表示されます。誤りが無いことをご確認のうえ、問題なければ「完了」ボタンを押してください。

手順4:作成完了画面が表示される
アカウント作成完了画面が表示されたことを確認してください。

ボタンが2つありますが、ここでは「あとで認証を行う」を選んでください。管理画面へ遷移し、基本設定ができる画面に進みます。もし同意を求める画面が表示された場合は、内容を確認して「同意」ボタンを押してください。

STEP3:LINE公式アカウントの基本設定
「STEP2・手順4」で「あとで認証を行う」を選ぶと、LINE Official Account Managerの画面に移ります。

もし以下の画面が表示された場合は、「次へ」「ホーム画面へ移動」のボタンを押してください。

作成したLINE公式アカウントを使うためには、いくつかの設定が必要です。3つのステップに分けて、設定方法を解説します。
アカウントの基本情報を設定する
アカウントの基本情報を設定する画面は、LINE Official Account Managerホーム画面の右上にある「設定」ボタンで開けます。

以下の画面に移ります。

設定できる項目は、以下のとおりです。

プロフィールを設定する
プロフィールの設定画面は、LINE Official Account Managerホーム画面の上にある「プロフィール」で開けます。

以下の画面に移ります。

設定できる項目は、以下のとおりです。

あいさつメッセージを設定する
友だちに追加されたときやブロック解除されたときに送信されるメッセージを設定します。LINE Official Account Managerホーム画面の左側にある「トークルーム管理」の「あいさつメッセージ」を選ぶと、以下の画面が表示されます。

フォーマットは4種類あります。好みのテンプレートをお選びください。


あいさつメッセージで設定できる項目は、メッセージそのもののほかに「はじめて友だち追加されたときにのみ送信」のチェックボックスがあります。チェックすると、友だちに追加されたときはメッセージが送信されますが、ブロック解除されたときは送信されません。
チャットボットでLINE運用を自動化する「DMMチャットブーストCV」はこちら
LINE公式アカウントを作るうえでよくある質問
はじめて公式アカウントを作る際には、「このような方法はOKなのだろうか?」と疑問に思うシーンも出てくるかもしれません。ここでは3つの質問を取り上げます。公式アカウントのスムーズな作成にお役立てください。
あらかじめLINEビジネスIDを作り、後日LINE公式アカウントを作れるか?
事前にLINEビジネスIDのみ作成し、別のタイミングでLINE公式アカウントを作ることは可能です。その場合は、「STEP2:LINE公式アカウントの作り方」の手順1から作業を進めてください。
LINE公式アカウントは複数作成できるか?
作成可能です。ひとつのLINEビジネスIDにつき、LINE公式アカウントは100個まで作成できます。詳細は以下の記事をご参照ください。
参考:LINE公式アカウントの複数運用|作成方法とそのメリット、注意点を解説
不要なアカウントを作成したので、削除したいが可能か?
LINE公式アカウントは削除できます。一度削除すると、復元はできません。
ただし、削除の手続きが完了しても、すぐにすべての情報がなくなるわけではありません。削除後30日間は管理画面で分析機能を利用でき、友だちも追加できます。
また、過去に投稿したLINE VOOMも表示できます。このことを知っておくと、「消したはずなのに情報が残っている」とあわてずに済みます。
公式ラインの作り方はかんたん!ビジネスに活用しよう
LINE公式アカウントの作成は手間がかかるものの、特に難しい項目はありません。登録に必要な情報を事前に集めておけば、スムーズに作成できます。
顧客とのコミュニケーションを増やし、ファン化を図るうえでもLINEのビジネス活用は非常に有効です。この記事を参考に、まずは自社のLINE公式アカウントを用意するところから始めましょう。

参考: メルマガとの違いから考えるEC×LINE公式アカウントの活用方法とは? | EC・ネット通販を中心とした物販ビジネス専門メディア 「コマースピック」