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LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説

「LINE公式アカウントをブロックされてしまった…」「どうすればブロックされないのだろう?」

LINE公式アカウントの運用担当者の方なら、誰しも直面する課題です。

そこで本記事では、LINE公式アカウントがブロックされてしまう原因とあわせ、ブロック防止に効果的な方法を詳しく解説します。ブロック数を減らしてLINE運用の効果を高めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_DMMチャットブーストCV

LINE公式アカウントのブロック数を確認する手順

まずは、自社のLINE公式アカウントのブロック数を確認する手順を端的に確認していきましょう。

管理画面(LINE Official Account Manager)にログインし、ブロック数を確認したいアカウントをクリックすることでかんたんに把握可能です。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_LINE公式アカウントのブロック数を確認する手順1

「分析」タブに切り替えると、現在ブロックされている数を確認できます。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_LINE公式アカウントのブロック数を確認する手順2

「ブロック」をクリックすると、「集計当日」「過去7日間」「過去30日間」のデータをそれぞれ確認でき、日付ごとの数値も把握可能です。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_LINE公式アカウントのブロック数を確認する手順

どのタイミングでブロック数が増加したのかを確認できるため、配信の内容や時間帯が適切だったのかを見直すことに役立ちます。

なお、ブロック数はユーザーがブロックを解除すると都度、減少します。定期的に管理画面を参照し、ブロック数が適正に保たれているか確認を行いましょう。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?

ユーザーは、なぜLINE公式アカウントをブロックするのでしょうか。

ブロック数を低減させるためには、その原因を突き止めて改善を図ることが重要です。以下で3つの原因を紹介するので、自社の運用に当てはまる部分がないかチェックをしてみましょう。

配信頻度が高い

配信の頻度が高すぎる場合、ユーザーがわずらわしさを感じる可能性があります。

LINEヤフー社の調査によると、LINE公式アカウントからのメッセージ開封率はおおよそ55%で、そのうちのほとんどのユーザーが当日、あるいは翌日中にメッセージを閲覧していることがわかっています。

開封率や即時性の高さは、裏を返すと「ユーザーの負担が大きい」ことのあらわれでもあります。メルマガのように都合のよいタイミングで開封できないため、頻繁にメッセージが届けばユーザーのブロックを誘発してしまうおそれがあるのです。

LINEは通知によってメッセージに気付いてもらいやすい反面、ユーザーが負担に感じる危険性もあることを見越しておきましょう。

また、LINEヤフー社では、週に1回程度の配信を推奨しています。これよりも配信頻度が高い場合は、運用を見直すことも検討しましょう。

ユーザーにとって有益な情報が配信されない

ユーザーがLINE公式アカウントと友だちになる理由は「自分にとってメリットがあると感じるから」に他なりません。有益な情報を継続的に配信してくれるアカウントでなければ、ユーザーは友だちを続ける動機をなくしてしまいます。

ユーザーの属性にあわない情報を配信することや、一方的な情報提供ばかりを行うことは、当然ながらブロックを誘発します。期間限定のキャンペーン情報やクーポン、ユーザーの悩みを解決するコンテンツなど、「友だちを続ける価値がある」と感じてもらえる内容の配信を行うことを徹底しましょう。

店舗・サービスを利用する必要がなくなった

よくあるブロック原因としては「店舗やサービスがユーザーにとって必要なくなった」ケースも挙げられます。たとえば転職サービスの情報は、転職先が決まったら当面は必要なくなるでしょう。

このように、ユーザー側の環境や状況が変化することによって発生するブロックは一定数、仕方がない部分もあります。ブロックをゼロに近づけることを重要視するのではなく、「アクションを誘発できるユーザー」からのブロック防止に努めることが大切です。

LINE公式アカウントのブロックを防ぐポイント

ブロック数ゼロをめざすのは現実的ではありませんが、ブロックを防ぐための創意工夫は運用側で実施可能です。

以下で紹介するポイントは、LINE運用の効果を高める王道の施策です。ブロック防止のみならず、LINE公式アカウントの有効性を高めたい方はぜひ参考にしてください。

あいさつメッセージを設定する

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_あいさつメッセージを設定する

あいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加、もしくはブロックを解除した際に送られる最初のメッセージのことです。

アカウントを開設した段階ではデフォルト設定の定型文になっているため、ブロック防止につながる内容に設定を変更しましょう。設定のポイントは以下のとおりです。

  1. テキスト冒頭に「友だちの表示名」を入れる
  2. お得な情報を盛り込む
  3. 配信予定の内容や頻度を伝える
  4. メッセージが多いと感じた場合は「通知オフ」をしてもらうよう促す

特に「4」をアナウンスすることで、ユーザーは都合のよいときにメッセージを確認できるようになり、ブロック防止につながります。

ただし、通知オフを促すと「〇日限定!」のようなリアルタイムに訴求したい内容に気付いてもらえないこともあります。通知オフに言及するか否かは、配信の頻度や内容を含めて総合的に判断しましょう。

リッチメニューを設定する

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_リッチメニューを設定する

リッチメニューとは、トーク画面下部のキーボードエリアに固定で表示されるメニューのことです。

セミナー紹介やお得情報、公式サイトへのリンクなど、さまざまなコンテンツを設定できます。

リッチメニューはトークルームを開くたびにかならず目にする場所に表示されるため、クリック率が高いことが特徴です。リッチメニューに有益な情報を掲載することで、ユーザーに友だちを続ける必要性を感じてもらいやすくなります。

絞り込み配信を行う

「自分には関係ない」と感じさせるメッセージは、ユーザーのブロックを誘発してしまいます。

LINE公式アカウントの「絞り込み配信」を活用すれば、ユーザーの属性や行動履歴にもとづいて情報を配信可能です。たとえば「リンクをクリックしたことがあるユーザー」や、「東京都在住の30代男性」のように配信先を絞り込むことができます。

ユーザー各々のニーズにあわせたメッセージを配信できるため、ブロック防止につながるだけではなく、企業に対する信頼感の醸成も見込めるでしょう。

効果測定を欠かさない

ブロックを防ぐためには、ユーザーの興味を惹く配信を「継続的に」行うことが最も大切です。

とはいえ、はじめからユーザーのニーズにぴったりはまる配信を行うことは難しいもの。さまざまな配信を行いつつ、ユーザーの反応を伺いながら内容をブラッシュアップしていく必要があります。

「メッセージ開封率」や「URLクリック率」などのデータをLINE公式アカウントでその都度、確認し、効果的なメッセージの種類や内容を見きわめていきましょう。「画像付きのメッセージの方が好反応だ」「季節にあわせた配信はURLのクリック率が高い」など、あらゆる配信の効果測定を行うことで、長期的なブロック数の低減につながります。

ユーザーのニーズを探るうえでは、LINE公式アカウントの「リサーチ機能」を活用することも効果的です。

参考:LINE公式アカウントのアンケート作成方法|リサーチ機能の使い方を解説

良質な友だちを増やす

友だちを増やす際は、単に数だけを追い求めず、自社に興味を持ってくれるユーザーにアプローチすることを心がけましょう。質の高い友だちが増えれば、おのずとブロック数は低減します。

LINE公式アカウントを運用する目的は、自社の売上や業績を向上させることです。ゆえに、コンバージョン(CV)につながる可能性が限りなく低いユーザーに執着しすぎる必要はありません。

インセンティブ目当てで友だちになったユーザーからブロックされることは一定数許容しつつ、自社のプロダクトに価値を感じてくれる友だちを大切にしましょう。「友だちにとって価値ある情報を提供する」という基本姿勢を徹底して運用を行えば、自然と良質な友だちが増え、中長期的な業績向上につながります。

LINEのブロック防止よりも大切な指標

LINE公式アカウントを運用するうえで、一定数のブロックを覚悟しなければならないのは先に解説したとおりです。そのため、日々のブロック数の増減に執着するのはあまり意味がありません。

以下では、ブロック数よりも重要視すべき指標である「開封率」「顧客エンゲージメント」「コンバージョン率(CVR)」について、詳細を理由とともに解説します。

開封率

配信したメッセージが開封されなければ、それは届いていないのと同義です。

LINE公式アカウントのメリットである「高い開封率」を最大限に生かすことが、LINEマーケティングの重要ポイントになります。開封率は、ブロック数を確認する場合と同じく「分析機能」を使うことで簡単に確認できるため、効果測定を行いながら改善を図りましょう。

開封率を高めるポイントは、ユーザーがスマートフォンを使っている時間を狙って配信することです。一般的に、開封率が高まるとされているタイミングを以下にまとめました。

  • 7時~9時
    通勤・通学に公共交通機関を利用している人が多い時間帯
  • 12時~13時
    昼食・昼休憩を挟む時間帯
  • 18時~21時
    退勤中、帰宅後ゆっくりしている人が多い時間帯

ただし、配信するターゲットによって最適な時間は異なることに注意が必要です。配信を重ねていくなかでデータを振り返り、効果的な時間帯を検証しましょう。

顧客エンゲージメント

顧客エンゲージメントとは、顧客が自社のブランドやサービスにどれだけ関心を持ち、愛着を感じているかを示す指標のことです。顧客エンゲージメントの向上はリピート率の向上に直結するため、中長期的な業績アップを図るうえでは非常に重要な指針になります。

LINE公式アカウントで顧客エンゲージメントを向上させるポイントは、「ユーザーが自社のファンになるような配信を行うこと」です。具体的には、以下のような施策が有効に働きます。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_顧客エンゲージメント

友だちを増やした後は、友だちへ価値のあるコンテンツを継続的に配信することで信頼関係を構築しましょう。

エンゲージメントについての詳細は、以下の記事もご参考ください。

参考:エンゲージメントの意味とは?顧客関係の重要性や向上させる施策を紹介

コンバージョン率(CVR)

LINE公式アカウントで売上・業績の向上を実現するためには、「友だちにブロックされないこと」よりも「1人でも多くの友だちをCVに導くこと」に注力しましょう。

ユーザーは、自社のアカウントと友だちになったからといって、製品・サービスの購入や申込みをすぐにしようと思っているわけではありません。そのため、購買意欲の低いユーザーを継続的にナーチャリング(購買意欲醸成)し、求めているアクション(=CV)に導く必要があります。

ユーザーのナーチャリングを行う際には、価値あるコンテンツを提供し続けるためのリソースが必要になります。LINE運用にあたって「工数に限界を感じる」「自社にノウハウがない」という場合は、拡張ツールや運用サポートサービスの導入を検討するのもひとつの方法です。

精度を高めてユーザーに最適化されたメッセージを配信したいとお考えの場合は、ぜひ「DMMチャットブーストCV」の活用もご検討ください。

LINEはブロック防止よりもCVR向上に注力して運用しよう

LINE公式アカウントのブロック防止策を講じることはもちろん重要ですが、同時にある程度のブロック数を許容することも必要になります。インセンティブ目的で友だち追加するユーザーや、環境や状況の変化によって必要性を感じなくなるユーザーは、一定数はかならず発生するためです。

大切なポイントは、ブロック数に一喜一憂せず、ユーザーにとって価値ある情報を提供し続けることです。配信したメッセージや施策の結果を定期的に検証し、改善を繰り返すことで運用の効果を徐々に高めていきましょう。

LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説_DMMチャットブーストCV