LINE公式アカウントはアプリで運用可能!開設・設定方法や主な機能を紹介

LINE公式アカウントは、PCだけではなくスマホアプリでも開設・運用ができます。本記事では、スマホアプリでのLINE公式アカウント開設・設定方法や、主な機能の使い方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

LINEアプリをマーケティングに活用すべき理由
まず、LINEをマーケティングに応用すべき理由を5つ紹介します。
アクティブユーザー数が多く幅広い層にアプローチできる
LINEは国内で圧倒的なユーザー数を誇り、あらゆる年代に利用されているため、幅広い顧客層にアプローチできるアプリです。事実、LINEの月間アクティブユーザー数は9,500万人を超えており、日本人口の75%以上が利用している計算になります。
たとえば、化粧品ブランドが30代女性にLINE公式アカウントで美容に関する情報を配信することで、潜在的なユーザーにアプローチできます。また、食品会社が40代男性をターゲットに、健康管理に関するノウハウや商品の紹介をLINEで発信すれば、新規顧客の獲得につなげられるかもしれません。
このようにLINEは、BtoCマーケティングととても相性の良いツールといえます。
来店や商品購入などのきっかけを作れる
店舗やECサイトへの送客、商品購入のきっかけづくりにもLINEを活用できます。公式LINEアカウントの友だちを獲得すれば、ユーザーに成約を促す情報を配信できるので、来店や購入につなげやすくなるのです。
具体的には、飲食店がLINE公式アカウントを開設し、クーポンやイベント情報を配信することで、来店のきっかけを作れます。アパレルブランドであれば、LINEで新商品の情報を発信して限定商品の販売を行うことで、ユーザーの購買意欲を高められるでしょう。
このように、LINEを活用することで来店や商品購入のきっかけを効果的に創出できます。
見込み顧客との関係性を築ける
マーケティングにLINEを利用すれば、見込み顧客との直接的なコミュニケーションが可能になり、結びつきの強い関係性を築けます。LINEで有益な情報を見込み顧客へ定期的に配信すれば、認知度を高めたり、信頼感を獲得したりする効果が期待できるでしょう。
たとえば不動産会社がLINE公式アカウントを開設し、物件情報や住宅ローンに関する正確で有益な情報を配信することで「ノウハウがしっかりしている会社」という信頼感を獲得できます。
美容クリニックがLINEを活用し、施術に関する質問に答えたり、アフターフォローを行ったりすれば、安心して利用できるクリニックであるという印象を与えられるでしょう。
このように、LINEを使ってお役立ち情報や質問や相談に直接応対すれば、顧客との信頼関係を構築し、来店や購入のハードルを下げることにつながります。
メールマガジンより到達率や開封率が高い
LINEは、メールマガジンと比較して到達率や開封率が高く、情報が確実にユーザーに届きやすいという特徴があります。
メールマガジンは、迷惑メールフォルダに振り分けられたり、受信拒否されたりするリスクがあります。一方、LINEの場合は日常的に使っているユーザーが多いため、情報に目を通す確率が高くなるのです。
実際、配信したメッセージのうち受信ボックスに届く割合を表した到達率と、ユーザーに読まれる割合を表した開封率を比較すると、LINEはメールを大きく上回る結果となっています。

また、LINEはプッシュ通知機能により、リアルタイムでユーザーにメッセージを届けられるため、タイムリーな情報配信も可能です。メールマガジンより高い到達率と開封率を活かし、効果的な情報配信やプロモーションを行えるでしょう。
登録手順が簡単なためリストを獲得しやすい
LINEは友だち追加の手順が簡単なため、メールアドレスの登録と比べてハードルが低く、リストを獲得しやすいというメリットもあります。ユーザーは、QRコードを読み取ったりURLをクリックしたりするだけで、かんたんにLINE公式アカウントを友だち追加できます。
とくにQRコードは店舗に掲示したり、商品パッケージに印刷したりすることで、友だち追加を促せるというメリットがあります。Webサイトやブログ、SNSにLINE公式アカウントへの友だち追加ボタンを設置しておけば、ワンクリックでリスト獲得が可能です。
従来のリスト獲得の手法は、ユーザーに氏名やメールアドレスを入力してもらう必要があります。その点、LINEでのリスト獲得はユーザーに個人情報を入力させる手間がないため、友だち追加しやすくリスト獲得率を高められるでしょう。
アプリ版LINE公式アカウントの開設・設定方法
ここでは、スマホアプリでLINE公式アカウントを導入する方法を解説します。PC上でのLINE公式アカウントの作成方法は、別記事「公式ラインはどう作る?LINE公式アカウントの作り方をやさしく解説」を参考にしてみてください。
「LINE公式アカウント」アプリをダウンロードする
まず、LINE公式アカウントのアプリをダウンロードします。iPhoneの方はApp Storeから、Androidの方はGoogle Playからダウンロードしてください。
公式LINEアカウントを作成する
次に、LINE公式アカウントを作成します。アプリを開いたら、まず「メールアドレスで登録・ログイン」をタップして「ビジネスアカウント」を選択しましょう。すると、メールアドレスとパスワードを入力画面に遷移するので、必要事項を入力し、「ログイン」をタップしてください。

公式LINEアカウント情報を登録する
続いて、アカウント情報を登録します。「アカウントを作成」をタップし、アカウント名を入力します。(メールアドレスは入力された状態です)次に「会社・事業者の所在国・地域」や「業種」を選択して「次へ」を押します。

さらに、アカウントの運用目的やアカウントの使い道を選択し、最後に入力内容を確認します。問題なければ「アカウントを作成する」をタップしてください。

利用規約に同意する
利用規約が2つ表示されるので、それぞれ「同意」をタップします。

初期設定を登録する
最後に、初期設定を登録します。「はじめる」をタップし、チャット機能とプロフィール画像を設定します。プロフィール画像を登録できたら「完了」を押しましょう。

なお、チャット機能とプロフィール画像の設定は「この設定をスキップ」をタップすることで飛ばせます。
「完了」をタップし、以下のような画面が表示されたら「はじめる」を押してください。

以上で、アプリを用いた公式アカウントを作成する手順は終了です。スマホ上で管理画面にアクセスできるようになります。
アプリ版LINE公式アカウントで使える便利機能
ここでは、マーケティングに使えるLINE公式アカウントアプリの便利機能を紹介します。
なお、LINEを活用してマーケティングの自動化を実現させるなら、LINEチャットボットツールである「DMMチャットブーストCV」がおすすめです。公式LINEとあわせて導入すれば、各ユーザーのニーズにもとづいた有益情報を自動で配信し、成約につなげる効果を期待できます。
興味のある方は、活用をご検討ください。
メッセージ配信
LINEのメッセージ配信機能を使えば、友だち登録しているユーザーに対して、一斉にメッセージを送信できます。テキストだけでなく画像や動画、音声などの多彩なコンテンツを配信可能で、ユーザーの興味を惹きやすいのが特徴です。
メッセージ配信機能は、新商品の告知や限定クーポンの配布、イベント情報の案内など、さまざまな用途で活用できます。
なお、LINE公式アプリ上でもメッセージ配信の設定は可能です。

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、ユーザーとのコミュニケーションを維持し、エンゲージメントを高める強力な機能といえるでしょう。
応答メッセージ
応答メッセージは、ユーザーからの特定のメッセージに対して、自動で返信する機能です。特定のキーワードが届いた時に、あらかじめ設定しておいた文言を自動で送信できます。
ユーザーの質問や要望に即座に対応できる便利な機能で、LINE公式アプリを使って応答メッセージを設定することも可能です。

たとえば、よくある質問への回答や、営業時間外の問い合わせに対する自動返信などに活用できます。応答メッセージを設定しておけば、ユーザーの利便性が高まるだけでなく、満足度の向上にもつなげられます。
また、人の手で対応する工数を削減できるため、社内メンバーやスタッフの業務負荷を軽減する効果も期待できるでしょう。
リッチメッセージ
リッチメッセージは、テキストだけでなく画像や動画、ボタンなどを組み合わせたメッセージのことを指します。視覚的に訴求力の高いメッセージを配信できるため、ユーザーの興味を惹きつけやすいのが特徴です。
リッチメッセージの機能は、新商品の紹介や特別キャンペーンの告知など、インパクトのあるプロモーションに活用できます。
また、LINE公式アプリから設定することも可能です。

リッチメッセージを活用すれば、視覚的に訴求できるため、ユーザーエンゲージメントの向上を図れるでしょう。
リッチメニュー
リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるメニューで、ユーザーの利便性を高める機能です。ボタンやバナーを自由にレイアウトでき、ユーザーがよく使う機能やコンテンツへのショートカットを簡単に設置できます。
たとえば商品カテゴリーや店舗情報、クーポン、問い合わせフォームなどへのリンクをリッチメニューに組み込めば、ユーザーが目的の情報にスムーズにアクセスできます。
LINE公式アカウントアプリを利用すれば、スマホからもリッチメニューの設定は可能です。

リッチメニューをうまく活用することで、ユーザーの利便性を高め、公式アカウントの活用を促進できます。また、LINE公式アカウントならリッチメニューのクリック状況も分析できるので、ユーザーのニーズや関心を把握し、マーケティング施策につなげられるでしょう。
LINEアプリを活用して効率よく集客しよう
LINEアプリは、メッセージアプリとしての機能だけでなく、マーケティングに活用できる優れたツールです。圧倒的なユーザー数と幅広い年代への訴求力や高い到達率と開封率、かんたんなリスト獲得方法など、集客に役立つ特徴が豊富です。
また、メッセージ配信や応答メッセージ、リッチメッセージ、リッチメニューといった便利な機能を活用することで、ユーザーとのエンゲージメントを高め、来店や購入につなげられます。
マーケティング施策をLINEアプリで戦略的に展開し、ビジネスの成長を加速させましょう。
