タイムラインとは?マーケティングにおける重要性や活用例・各SNSの特徴を紹介
SNSやトークアプリに搭載されている「タイムライン」という機能をご存知でしょうか。タイムラインを通じて情報を発信することは、企業のWebマーケティング活動において必要不可欠な施策となっています。
本記事では、SNSにおけるタイムラインの意味や重要性、ビジネスでの活用例などを紹介しています。各SNSのタイムラインの特徴も解説するため、運用の成果を向上させたいマーケティング担当者の方はぜひ参考にしてください。

タイムラインとは?
「タイムライン」は、SNSに関連する用語として見聞きすることが多いでしょう。本来の意味は「時間割」「時系列」「年表」などといった時間の経過を表す英単語ですが、SNSの世界では「投稿された内容を時系列やおすすめ順で表示する機能」を指します。
タイムラインを通じて広告を配信したり、フォロワーとコミュニケーションを構築したりすることは、企業のブランディングに欠かせません。
タイムラインの利用実態
SNSにおけるタイムラインは実際、世間でどのように活用されているのでしょうか。まずは、日本のSNS利用者数の推移を見ていきましょう。

上図は、「SNSを月1回以上利用する人の数」を示したグラフです。2022年には利用者が1億200万人を突破し、2023年には1億1,300万人に増加すると予想されています。2024年時点での日本の総人口は約1億2127万人なので、単純に総人口の90%程度がSNSを利用している計算になります。
以下では一歩踏み込んで、SNSにおけるタイムラインを日常的に利用している人はどれくらいいるのかを見てみましょう。

上図は「スマホを手にすると、まずSNSなどのタイムラインを開く人の割合」を表したグラフです。世代間格差の大きい結果ではありますが、全体でも1/3を超える人がタイムラインを情報収集の第1段階としていることがわかるでしょう。
さらに、下図は「世の中の動向を知るのはSNSであることが多いか?」の問いに「はい」と答えた人の割合を表しています。

ここまでの調査結果をまとめると、以下の3つの事実が見えてきます。
- 世間の大多数がSNSを利用している
- そのうちの1/3以上がタイムラインを真っ先に見ている
- 彼らにとって一番はじめに入ってくるのはSNS(タイムライン)経由で得られる情報である
マーケティング活動においては、SNS運用に注力しつつタイムラインを重要視すべきことがおわかりいただけるでしょう。
タイムラインのマーケティングにおける重要性
現代のタイムラインの利用実態をつかめたところで、マーケティング活動におけるタイムラインの重要性を考えていきましょう。
通常、人々が情報収集手段として活用しているものにはテレビ・新聞、雑誌、ラジオ、ネットニュースなどがあり、SNSもこれらと同列に扱われます。しかし、前項の利用実態でみられた「スマホを手に取ると真っ先にタイムラインを確認する」「世の中の動向を知るのはSNSであることが多い」という事実からは、「SNSのタイムラインがすべての起点になっている人々がいる」ことがわかります。
つまり、はじめにタイムラインで入ってきた情報を認知し、そのなかから興味を持った情報を収集すべくテレビや雑誌、ネットニュースなどを見に行く、という順番で情報行動を取っているのです。

このような人々が増加している昨今、企業が発信する情報がタイムラインで認知されなければ、アカウントをフォローしてもらうことはおろか、そもそもの接触機会を得られないのは自明でしょう。
タイムラインの活用例
「タイムラインの重要性は何となくわかるけれど、実際どのようにマーケティング活動に生かせばいい?」と疑問を感じる方も多いでしょう。
以下では、マーケティング活動におけるタイムラインの活用例を紹介します。得られるメリットも同時に解説するため、ぜひ参考にしてください。
広告を配信する
タイムラインのような「日々の習慣として」閲覧されるチャネルに広告を配信することは、自社の商材の認知を広めるうえで有効です。
タイムラインに広告を出稿するメリットは、通常ではリーチすることができない顧客層に情報を届けられる点です。たとえば「LINE広告」では、月に9,600万人の利用者が確認されているタイムラインに広告を出稿できます。
テレビや新聞といったマスメディアの効果が薄れたわけではけっしてありませんが、「タイムラインを起点に情報収集する層」にもリーチを広げるための手段になります。
「好意」を形成して購買意欲を高める
SNSのタイムラインは、ブランド・商材を認知した後の見込み客を育成し、「購入検討層」へと引き上げる手段としても活用できます。
タイムラインが特徴的なのは、ユーザーからユーザーへ情報が伝播していく点です。サービスの認知段階では興味が湧かなかったユーザーも、他のユーザーがタイムラインに2次放流した情報に何度も触れると「よく話題になるな」「もしかして良いものなのかな?」と意欲が醸成されていきます。
情報があふれ、トレンドの移りかわりも早い現代において「役に立つ情報を発信しているだけで、自然と誰かが見つけてくれる」という姿勢では、ユーザーを惹きつけることができません。「何度も」「人づてに」情報に触れる環境を構築できるタイムラインだからこそ、定期的・継続的なコミュニケーションが実現し、自社のブランド・商材への好意が形成できるのです。
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ユーザー参加型のキャンペーンを実施する
人から人へ情報が伝播するタイムラインの特徴を生かし、ユーザー参加型のキャンペーンを実施すると、より長期的な視点でユーザーとの関係性を構築できます。
たとえば、企業が作成した「ハッシュタグ」でユーザーに投稿を行ってもらうキャンペーンが挙げられます。ユーザー側は気軽に楽しみながら参加でき、企業側はユーザーの投稿を収集しやすくなることで、ユーザーファーストな運用ができるようになります。
瞬間的な話題を生む「バズ」は大きな影響力を持つものの、意図的にねらって当てることは容易ではなく、持続的にユーザーとの関係性を構築していくことにはつながりません。タイムラインの特徴を生かしてファンとの関係強化を図ることが、LTV(顧客生涯価値)のような長期視点での成果につながります。
各SNSにおけるタイムラインの特徴
ひと口にタイムラインと言っても、プラットフォームごとに機能や特徴は異なるものです。
以下では主要なSNSのタイムラインの特徴を解説するので、自社にマッチする手段を選択する際の参考にしてください。
X
X(旧Twitter)は、情報を多くのユーザーに拡散する「リツイート」機能が備わっており、認知拡大の手段として大いに有効活用できます。
Xのタイムラインでは、独自のアルゴリズムによってフォローしているユーザー以外のツイートも「おすすめ」として表示されます。自社のビジネスに関心が高いユーザーをねらってツイートを表示させることも可能なため、企業のSNSマーケティングにおいて欠かせないプラットフォームだといえるでしょう。
Xは文字だけで気軽に投稿できる性質上、タイムラインの流れが他のプラットフォームと比較して早い傾向にあります。そのため、ツイート内容をユーザーの目に留めるためには、1日1回以上のハイペースで投稿しなければなりません。
運用には相応の工数がかかるため、持続可能な運用体制を構築しておく必要があるでしょう。
Instagramは写真や動画をメインとするプラットフォームのため、ビジュアルで魅力を伝えられる商材との親和性が高いことが特徴です。タイムラインではフォローしているユーザーの投稿のみならず、おすすめの投稿や広告などが表示されます。
Instagramの特徴としては、タイムラインの上部に表示される「ストーリーズ」という機能が挙げられます。フォロワー向けのリアルタイムな情報配信に向いているため、タイムライン投稿では認知拡大を狙い、ストーリーズではフォロワーとの関係を強化するといった使い分けが可能です。
Instagramは週に複数回、コンスタントに投稿しないとアルゴリズムによって表示順位が下がります。Xと同様、運用工数に注意が必要です。
TikTok
ショート動画に特化したTikTokのタイムラインには「フォロー中」と「おすすめ」の2種類があり、これらのタイムラインをかんたんに行き来できます。
他のプラットフォームでは、自身がフォローしているユーザーの投稿を見る人が多いのに対し、TikTokではフォローしていないユーザーの投稿も積極的に閲覧されます。ゆえに「おすすめ」のタイムラインに投稿が表示されれば、多数のユーザーへ情報を届けることができるのです。
ただし、他のプラットフォームと比較してユーザーの年齢層が低いため、商材・ブランドとの相性を確認しておく必要があります。10代~20代前半をターゲットとする場合は、利用を検討してみるとよいでしょう。
LINE
LINEは連絡手段として使用されることが多いツールですが、タイムラインとして活用できる「LINE VOOM」という機能があることをご存知でしょうか。
LINE VOOMは、動画の投稿・閲覧をメインとするプラットフォームです。TikTokと同様に「フォロー中」「おすすめ」の2つのタイムラインが用意されており、おすすめタブにはユーザーの興味に近い投稿や、企業の広告動画が表示されます。
LINE VOOMを活用する最大のメリットは、投稿の回数に制限がなく、何度でも無料で投稿できることです。LINE公式アカウントで友だちに送信できるメッセージ数には制限がありますが、LINE VOOMの投稿数には制限がないため、メッセージ配信とあわせて活用することで効率的に情報発信できます。
友だちに直接送信するメッセージと比較すると閲覧率は低いものの、ブロックを気にせず投稿ができるため、LINE公式アカウントを運用している企業にとって利用しない手はありません。
タイムラインへの対策でユーザーとの関係性を強化
日本人の約90%がSNSを利用している昨今、マーケティング活動におけるSNS運用の重要性は増すばかりです。なかでもタイムラインへの対策を強化することで、幅広いユーザーへの認知拡大や関係性強化を図ることができます。
ぜひ本記事で紹介した活用例や各SNSの特徴を、Webマーケティングの成果を高めるうえで参考にしていただけますと幸いです。

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