セッションとは?UU・PVとの違いやWebの分析観点もあわせて解説
Webマーケティングにおいて、サイト分析で使われるデータ指標の理解は欠かせません。
この記事では、Webサイトのアクセス解析においてよく用いられる「セッション」について詳しく解説します。セッションの定義や重要性、UU(ユニークユーザー)やPV(ページビュー)との違い、さらにセッション数を計測・分析・改善する方法についても触れていきます。

セッションの定義や関連指標との違い
まず、セッションの意味や似た指標との違いを本章で確認しましょう。
セッションとは
セッションとは、ユーザーがWebサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動を指します。具体的には、ユーザーがサイト内で行うページ閲覧やデータダウンロードなどの行動が含まれます。
セッションは、アクセス解析において非常に重要な指標であり、Web上でのユーザーの行動を解析するための基本的なデータとなります。
セッション・UU・PVの違い
セッション、UU(ユニークユーザー)、PV(ページビュー)は、いずれもWebサイトのパフォーマンスを評価するための指標ですが、それぞれ異なる意味を持ちます。
- セッション:ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動
- UU(ユニークユーザー):特定の期間内にサイトを訪れた重複しないユーザーの数
- PV(ページビュー):サイト内のページが閲覧された総数
これらの指標を組み合わせて分析することで、より詳細なユーザー行動の理解が可能となります。たとえば、セッション数は多いがUUが少ない場合、リピーターが多いことが示唆されます。逆に、PVは多いがセッション数が少ない場合、ユーザーが一度の訪問で多くのページを閲覧していることが分かります。
セッションを計測する仕組み

セッションとは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動を指します。
セッションの計測は、ユーザーの行動を理解し、サイトのパフォーマンスを評価するために重要です。セッションが「1」としてカウントされる一般的なルールとしては、Webサイトから離脱して30分以上経った場合、日付が変わった場合、参照元が外部サイトだった場合などがあります。
サイト分析ツールによって条件が異なる場合がありますが、主に以下の条件でセッションが計測されています。
〈セッションの開始〉
- ユーザーがWebサイトに最初にアクセスしたとき
- ユーザーが新しいタブやウィンドウで同じWebサイトを開いたとき
- ユーザーが外部リンクをクリックしてWebサイトに戻ってきたとき
〈セッションの終了〉
- ユーザーが30分間活動しなかった場合(デフォルトでは30分のタイムアウト)
- ユーザーがブラウザを閉じたとき
- ユーザーが日付をまたいだとき(例:23:59から00:01へ)
- ユーザーが異なる参照元から再度サイトにアクセスしたとき(例:検索エンジンから直接アクセスへ)
セッション数を測る方法
セッション数を正確に測定することは、Webサイトのパフォーマンスを評価し、改善点を見つけるために非常に重要です。以下に、セッション数を測るための具体的な方法をいくつか紹介します。
Web解析ツールの利用
Web解析ツールを使用することで、セッション数を簡単に把握することができます。特に「Google Analytics」は、セッション数の計測において非常に有用です。
Google Analyticsでは、「ユーザー」>「概要」でWebサイト全体のセッション数を確認できます。また、ドロップダウンメニューを「セッション」に設定することで、セッション数の推移を示すグラフも表示されます。以下は、Google Analyticsの一般的な計測方法です。
- Google Analyticsの設定:
GA4のトラッキングコードをWebサイトに埋め込む - カスタムイベントの設定:
特定のユーザー行動をトラッキングするためのカスタムイベントを設定する - データの分析:
収集されたデータを分析し、セッション数やPVなどの指標を評価する
カスタムトラッキング
カスタムトラッキングは、通常のセッション計測に加えて、特定のユーザー行動やイベントを詳細に追跡するための手法です。条件を変えたセッションを計測したい場合に活用できます。
カスタムトラッキングでは、セッション数の条件設定だけでなく以下のような行動やイベントも計測できます。
- クリックイベント:特定のボタンやリンクのクリック
- フォーム送信:ユーザーがフォームを送信したとき
- スクロール深度:ページのどこまでスクロールしたか
- 動画の再生:動画の再生や一時停止、終了など
- 特定のページ閲覧:特定のページやセクションへの訪問
これらを計測することで、Web上における詳細な顧客データを収集し、特定のマーケティングキャンペーンやコンテンツの効果を評価することが可能です。
具体的な設定方法については、各分析ツールのイベント設定FAQを見るとよいでしょう。
タグマネジメントシステム(TMS)の利用
タグマネジメントシステム(TMS)は、ウェブサイトに埋め込むさまざまなトラッキングコードやスクリプトを一元的に管理するためのツールです。
TMSを利用することで、マーケティングタグやアナリティクスタグ、広告タグなどをかんたんに追加、編集、削除することができます。代表的なTMSとしては、Google Tag Manager、Adobe Launch、Tealiumなどがあります。
これを導入することで、トラッキングコードの実装や管理が容易になり、データの正確性も向上します。
セッション数の分析・改善ポイント
セッション数は、Webサイト上で顧客が訪問した数ともいえます。
この数値が多ければ多いほど、企業の運営するWebサイトからのリード獲得やコンバージョンの確率も高まるため、以下で紹介するいくつかの分析・改善ポイントを見ておきましょう。
ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善
ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善は、セッション数の増加に直結します。
ユーザーがサイトを訪れた際に、快適で直感的な操作ができることが重要です。たとえば、ナビゲーションの簡素化やページ読み込み速度の向上などが具体的な改善策として挙げられます。
参考:ユーザビリティとは?定義や似た用語との違い・向上のための具体的な施策も紹介
SEO(検索エンジン最適化)の強化
セッション数を改善するためには、SEO対策が不可欠です。
SEO対策を行うことで検索順位が向上し、新規ユーザーの流入が増加します。ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供し、定期的に新しい情報を更新することが重要です。
ソーシャルメディアの活用
ソーシャルメディアは、Web検索以外からの流入を増やすための有効な手段です。フォロワーや登録者数、または投稿のリーチ数を増やすことで、ソーシャルメディア経由でのセッション数増加が期待できます。
たとえば、Youtubeで魅力的な動画コンテンツを配信し、プロフィールのWebリンクをクリックしてもらう方法や、LINE公式アカウントを使って顧客とコミュニケーションをおこなった後で、Webサイトに遷移させるなどさまざまな方法が考えられます。
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セッション数からWebマーケティングを最適化する
本記事では、セッションの定義と重要性、計測方法、そして分析・改善ポイントについて詳しく解説しました。
セッションは、ユーザーがWebサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動を示す重要な指標であり、UU(ユニークユーザー)やPV(ページビュー)といった他の指標と組み合わせて活用することで、より深いアクセス解析が可能となります。
また、Webマーケティングでは適切なツールや手法を用いてセッション数を計測し、ユーザーエクスペリエンスの向上やSEOの強化、ソーシャルメディアやメールマーケティング、コンテンツマーケティングの戦略に役立てることが重要です。
まずはセッション数からWebサイトのパフォーマンスを向上させ、ビジネスの成功につなげましょう。

で、