LINE VOOM(ラインブーム)とは?企業が活用するメリットや使い方を解説
すき間時間を利用して気軽に視聴できるショート動画は、近年さまざまなSNSで人気を博しています。
なかでも、利用者数が圧倒的に多いLINE上でショート動画を投稿できる「LINE VOOM(ラインブーム)」は、企業の認知拡大に有効なプラットフォームの1つです。
本記事では、LINE VOOMの概要や活用メリット、具体的な使い方などを解説します。LINE公式アカウントでのマーケティング効果を高めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

LINE VOOM(ラインブーム)とは?
LINE VOOM(ラインブーム)は、主に動画コンテンツを投稿できる、LINEプラットフォームの一部の機能です。
本サービスはLINEの友だち関係ではなく、クリエイターや企業アカウントを「フォロー」するという関係性で成り立つことが特徴です。ユーザーは自分の好みに合ったコンテンツをシェアしたり、コメントや「いいね」を付けたりすることができます。

上の画像のように、LINE VOOMの閲覧画面には「おすすめ」「フォロー中」の2種類のタブがあります。
- おすすめ
ユーザーの趣味・関心にもとづいたおすすめのコンテンツが表示される - フォロー中
ユーザーがフォローしたアカウントの投稿が表示される
おすすめにはフォローしていないアカウントの投稿も表示されるため、企業のLINE公式アカウントの認知拡大に効果的です。
LINE VOOM(ラインブーム)を企業が活用するメリット
企業がLINE VOOMを活用するメリットは大きく以下の4点です。
ユーザーにとって企業をフォローするハードルが低い
企業のLINE公式アカウントを友だち追加すると、ユーザーには定期的にメッセージが配信されます。そのたびに通知が届くことをわずらわしく感じ、友だち登録をためらったり、登録後すぐにブロックしたりするユーザーも少なくありません。
参考:LINE公式アカウントがブロックされる原因とは?対処法や運用のコツを解説
一方で、LINE VOOMのフォロー機能は、LINE VOOMタブを開いた際にフォローした企業の投稿が自動的に表示される仕組みです。通知が届くことなく、ユーザーの好きなタイミングで情報を閲覧できるため、友だち追加よりも気軽に企業とつながることができます。
現時点で企業に対する関心がそこまで強くないユーザーにもリーチできる点が、LINE VOOMを活用するメリットです。
自社を認知していないユーザーにもリーチを拡大できる
「おすすめ」タブでは、フォロワー以外の人にもコンテンツが表示されます。
ユーザーの興味を引くコンテンツを投稿できれば、アカウントや企業そのものを認知していないユーザーにもリーチを拡大でき、新たな層のフォロワーや友だちを獲得できる可能性が高まります。
無料で投稿できる
LINE公式アカウントのメッセージは無料で配信できる数に限りがありますが、LINE VOOMの投稿は無料で無制限に投稿可能です。
友だちに対してパーソナライズされたメッセージを配信すると同時に、LINE VOOMでの情報発信に取り組むことで、潜在層の取り込みから見込み客のナーチャリング、既存顧客のフォローにいたるまで幅広く網羅することができます。
LINEは日本の総人口のおよそ9割が利用していることから、XやInstagramといったSNSよりも幅広い層へ、広告費をかけずにアプローチできる点が特徴です。
動画以外のコンテンツも投稿できる
LINE VOOMは主にショート動画をメインにしたプラットフォームですが、企業アカウントの情報発信に役立つ以下のようなコンテンツも投稿可能です。

LINE VOOMを活用することで、このような情報をLINE公式アカウントの友だち以外にも届けることができます。友だち追加のインセンティブを持たせれば、友だち登録者数の増加にもつなげられるでしょう。
参考:LINE公式アカウントの友だち追加を増やすには?おすすめ集客方法を紹介
LINE VOOM(ラインブーム)の使い方
以下では、LINE VOOMの具体的な使い方を解説します。
LINE公式アカウントの管理画面の操作方法は、以下の記事を参考にしてください。
参考:LINE Official Account Managerの使い方は?管理画面の操作方法を解説
コンテンツの投稿
PCからコンテンツを投稿する場合は、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、「LINE VOOM」タブの「投稿を作成」をクリックします。
続いて、動画を投稿する場合は「動画」を、動画以外のコンテンツを投稿する場合は「写真・テキスト」をクリックします。

投稿画面では、以下の項目を設定します。
- 動画のアップロード
- テキスト・ハッシュタグ
- カテゴリー
- ほかのユーザーによるダウンロードの許可
- 投稿時間(今すぐ/予約)
ひととおり設定が終わったら「投稿」をクリックして完了です。
LINE VOOMは、スマホアプリからも投稿できます。

PCと同様に、投稿画面で設定を行って完了です。
投稿コンテンツの編集・削除
LINE VOOMはメッセージ配信とは異なり、投稿の編集・削除が可能です。
投稿した内容を編集したい場合や、コンテンツの削除を行いたい場合は以下の手順で行います。

- LINE VOOMの管理画面で「投稿」をクリック
- 投稿一覧画面にて、編集・削除したい投稿の上にカーソルをあわせ「編集」をクリック
- コンテンツの編集をして「更新」をクリックするか、ゴミ箱マークをクリックすれば完了
スマホアプリの場合は、LINE VOOMの管理画面で該当する投稿の右側にある三点リーダーをタップし、「編集」もしくは「削除」を選択します。

コメントの管理・設定
ユーザーからもらったコメントや「いいね」を管理する方法です。
LINE VOOMの管理画面で「コメント」をクリックし、「管理」もしくは「設定」を選択します。

設定においては、「いいね」やコメントを受け付けるか、投稿されたコメントを自動で承認するかに加え、NGワードやスパムユーザーの登録が可能です。
コメントの管理・設定は、PC版の管理画面で行う必要があります。
コンテンツの公開に関する設定
コンテンツの公開に関する設定を行う際は、LINE VOOMの管理画面で「設定」をクリックします。

本画面では、以下の項目を設定可能です。
- LINE VOOMのプロフィールにフォロワー数を表示させるか
- 投稿をLINE VOOMのおすすめに表示させるか
- LINE VOOMの投稿およびプロフィールを外部サービスに表示させるか
コンテンツの公開に関する設定も、スマホアプリではなくPC版の管理画面で行う必要があります。
LINE VOOM(ラインブーム)に関するFAQ
以下では、LINE VOOMに関するよくある質問について回答します。
LINE VOOM経由で企業アカウントを友だち追加できる?
ユーザーは、LINE VOOMの投稿から企業アカウントを友だち追加できます。
LINE VOOMにおいては、ユーザーが企業をフォローしても自動的に友だち追加されることはありません。そのため、ユーザーに対して友だち追加をするメリットを訴求できなければ、フォローのみの関係性になる可能性があります。
動画やその他コンテンツのなかで「友だち追加で限定クーポンプレゼント!」といったインセンティブを提示したうえで、1:1の関係構築に持ち込むことがLINE運用を効率化するポイントです。
>>チャットボットでユーザーとの関係性を強化する「DMMチャットブーストCV」はこちら
投稿がLINE VOOMのおすすめに表示される条件は?
企業アカウントの投稿がおすすめに表示されれば、これまでリーチできなかったユーザーに対しても一気に認知を拡大できます。
おすすめ表示される投稿が選ばれる条件について、詳細は公開されていないものの、基本的には各ユーザーの趣向にあわせて投稿がピックアップされています。
対象者が閲覧した投稿や、コメント・「いいね」をした投稿、対象者と属性が似ているユーザーに人気の投稿などを参考に、各ユーザーにあわせたコンテンツが表示される仕組みです。
参考:LINEヘルプセンター
なお、おすすめに表示されるのは「全体公開」にしている動画の投稿のみです。ユーザーが反応しやすい動画をコンスタントに投稿していくことが、おすすめ表示を狙ううえでは必須になります。
LINE VOOMの投稿を分析できる?
LINE VOOMの管理画面では、以下の項目を分析できます。

投稿の人気ランキングや各投稿の詳細情報、投稿への流入経路なども確認可能です。
分析はスマホアプリからも確認できるため、投稿の結果を定期的に確認して改善策を検討し、PDCAを回し続けることでLINEマーケティングの成果向上を目指しましょう。
参考:PDCAサイクルとは?回すメリットやLINE運用における活用ポイントを紹介
LINE VOOMで認知拡大・友だち数増加を図ろう
LINE VOOMは、自社を認知していないユーザーにもアカウントの存在を知ってもらう手段としてとても有効です。
ただし、LINEならではの「一人ひとりのユーザーと関係性を強化する」というメリットを享受するためには、フォロワーに友だち追加してもらう工夫も必要になります。
新規顧客へアプローチしたいとお考えの方は、ユーザーにとって有益な情報を届けるという基本姿勢を重要視しつつ、ぜひLINE VOOMの活用を検討してみてください。

参考:LINE VOOMをPRに活用して失敗しないためには?各SNSとの違いや運用テクニックを解説 – 株式会社NOKID
参考:LINE VOOM収益化のやり方は?LINE VOOM Creator Programについても解説!|TORIHADA POST
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